体の要の腰は腰椎ではなく股関節

腰の定義はなんなのかとウィキペディアから引用しました。

(こし)とは、大まかな意味では脊柱の下部から骨盤までを指すが、解剖学的には腰椎周囲の背部を指す。側腹筋後腹筋などの腹筋群、浅背筋深背筋など背筋群や腱膜が重なり合うことで強固な筋肉機構を作り上げており、体幹の屈曲伸展回旋等に非常に重要な役割を持つ。英語のwaistからウエストとも言う。

まあもっともな定義だと思います。

帯は腹には巻かない

昨晩の空手の稽古で来月の昇格試験に備える小学生に型を教えていました。

まず1つ気がついたのが、まず型自体よりも彼の「礼」がおかしい。背中が丸まっているのです。ということは背骨を丸めているだけで、股関節を使かって礼をしていないということです。そして型自体もフラフラしています。

そ こで彼の帯がやたら高い位置(お腹)にあることに気がつきました。空手初心者や外国人で空手やっている人によくみるんですが、帯をお臍(ウエスト)辺りに巻いているのです。上過ぎるとバカボンのパパのようでかなりかっこ悪いんです。男の着物や浴衣も帯は基本「骨盤」に巻きますよね。

でも今までは帯の位置は

「人それぞれの好みなのかな」

くらいにしか考えていませんでした。

そこで彼の帯を「骨盤」の下辺りまで下げさせました。腰骨が出っ張ってる下辺りです。そして、彼に背中を伸ばして帯の位置から礼をしてみろと言いました。

今度は綺麗に礼ができたのです。それから彼にその帯の位置を意識して動いてみろと言ったらさっきまでのフラフラ感がなくなったのです。

西洋と東洋の腰の位置の違い

腰の位置とは西洋学的な解剖学では「腰椎周辺」となっているが、日本古来の漢字だと本当は股関節や骨盤が体の要として「腰」となっているかもしれませんね。

更に東洋医学ではよく使われるヘソの下「丹田」も骨盤のライン上にあります。

股関節が動くと肩が良くなる!?

先日、久しぶりに運動を再開したいといってジムに来た中年のおじさん。話すと色々と膝腰肩に問題がありました。まず左肩は以前検査で回線腱板異常有りということで、左手で手を背中を掻くこと(内転)ができません。上がっても仙骨までです。

腰痛はつま先タッチができなく、ハムストリングがめちゃくちゃ張ってしまう状態。

ということでまずはおなじみ

「ハムストリングを一瞬で緩める裏技」

で股関節を動かし爪先タッチができようにします。10cm程床から離れていた指先が5分程で爪先まで降りました。

さて股関節が動くようになったので、お次は肩と思い左手を背中にもう一度回してもらうとあら不思議。

さっきまで仙骨までしか上がらなかった、左手が手のひら一個分、肩甲骨の下まで上げることができているのです。

これには自分も驚きました。

股関節が動くと腰椎の負担が減り、更にその上の胸椎、そのすぐ側の肩甲骨そして肩関節と影響したのでしょう。

古くて新しい腰の定義

ここで新しい日本的な腰の定義を発表します。

(こし)とは骨盤や股関節周辺を指す。股関節周辺には大臀筋や中臀筋などの臀筋群、その他大小合わせて19種類の筋肉と6種類の靭帯が重なり合うことで、正に体の要ふさわしい強固な筋肉と靭帯機構を作り上げている。可動域も関節の構造上大きく、股関節上部に位置する可動域が少ない腰椎の代わりに体の屈曲伸展回旋の動きに非常に重要な役割を持つ。

さて皆さんどう思いますか?